第77章

島宮雪乃は膝から崩れ落ち、そのまま床にへたり込んだ。あまりの恐怖に声も出ない。

島宮奈々未は島宮雪乃の前に歩み寄り、冷ややかな目で見下ろした。

「私達の因縁も、そろそろ決着をつけるべきね」

「お姉ちゃん、お姉ちゃん、あたしが悪かったわ」島宮雪乃は恐怖で半狂乱になりながら、這うようにして島宮奈々未にすがりつき、その足首を掴んだ。「全部渡辺隆也が勝手に欲情しただけで、あたしには関係ないの。あたしはただ、親切心であの人を呼んできただけよ」

「親切心?」島宮奈々未は冷たく鼻で笑った。「あなたの親切心って、五年前の悲劇をもう一度繰り返すことなのね。島宮雪乃、今日まで、あなたとどう決着をつけるべ...

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